ランニング・マン/映画公開前ネタバレ

2026年2月7日

[事前情報] 事前情報:グレン・パウエル主演、1987年の映画バトルランナーは視聴済み
公開:2026年1月30日

エドガー・ライト監督のSFアクション映画。
まず1987年の旧作とは異なり、スティーヴン・キングの原作にかなり近くなっているとのこと。
今回はチーム戦ではなく、完全に個人行動。バズソーダイナモは出てこない。
一方主人公の名前や、テレビ番組で生中継などという設定は同じ。ドル紙幣の肖像とか、カプセルに乗って降下のシーンなど、旧作へのオマージュも多い。

グレン・パウエル以外にも著名な俳優が多く出ているのも特徴。
大ボスのキリアン役はサノスことジョシュ・ブローリンで、相変わらず強そうに見えるが直接の戦闘シーンは無い。
ウィリアム・H・メイシーマイケル・セラケイト・オブライエンなど、他の映画でよく見かける皆さんが脇役で登場。
また終盤に巻き込まれる女性ドライバーのアメリアは、エミリア・ジョーンズだったことをクレジットで知った。コーダ あいのうた以来、久しぶりに見たので誰か分からなかった。

さて、ストーリーは至って普通というか王道。
貧困にあえぐ主人公のベン・リチャーズは、妻と病弱な娘の生活を救うため、一攫千金を目指すためテレビ局へ。
プロデューサーのキリアンに、半ば騙されるかたちでランニング・マンに参加。
ハンターと呼ばれる追跡者から30日逃げると完走となり、とてつもない賞金を得ることができるが、見つかったら容赦なく殺されてしまうというリアリティーショーである。

番組側は偽情報を流して、視聴者をあおり主人公を追い詰めていく。
動画を簡単に偽造できてしまうところなんかは、昨今のAI技術を考えるとあながちSFとも言えない。
ただし、そのおかげで、後半の家族が殺されるシーンも信ぴょう性が少々薄れてしまう。
初っ端の潜伏先ホテルでの大ピンチ、全裸にタオルを一枚腰に巻いた状態での脱出が一番ハラハラした。
主人公に協力する者も次々と現れる。陰謀論を唱える者や、真実を暴く動画配信者がいるのも特徴。

ただ、この映画の最大の問題は、敵であるハンターたちのキャラの薄さだろう。
最初5人揃って登場した時には大いに期待したのだが、結局一人を除いてほとんど活躍しない、というか名前すら分からない。
旧作のような個性的な敵キャラクターがいないためか、バトルの面白さが半減。これは残念で仕方がない。

結局は、飛行機墜落により生死不明だった主人公が、あっさり家族の元に戻れてめでたしめでたし。
報酬をもらえたか不明ではあるが、冒頭のスラム街に対して、最後は小ぎれいなスーパーで買い物しているので、かなり生活が改善されたことが伺える。
ランニング・マンの番組自体は、生放送中に文字通りの大炎上。
しかし火炎瓶とか拳銃を観客が持ち込み放題とは、TV局側はスタジオ観覧者のボディチェックはしなかったのだろうか。

[上映時間:2時間13分]

本編鑑賞後にYoutubeで公式予告編を見てみた。