アンディ・ウィアー/プロジェクト・ヘイル・メアリー(映画公開予定)
あくまで個人的なルールなのだが、原作小説を読んだら、それが映画化されても見ないことにしている。
アニメ、実写を問わず。
ほぼ間違いなくがっかりする出来だろうし、第一時間がもったいない。
なぜ同じ話を何度も鑑賞しなければならないのか。
これは逆も言える。
映画を先に見てしまったら、その原作小説は読まない。
ところが、ここへきてその絶対的鉄則が破られるかもしれない。
プロジェクト・ヘイル・メアリーは、2年ほど前に読んだ。
話題になっていたし、噂にたがわず面白かったのだが、今年2026年に公開されるらしい。
ネット上に予告編も公開済み。
今年の話題作の一つとなるのは間違いない。
おそらく多くの原作ファンが心配してるのは、ロッキーというキャラクターではないだろうか。
特にその造形が実写でどうなるのか。
実はこのロッキーというのは、主人公が宇宙の果てで出会うエイリアンである。
原作によると、クモに似た、非常に気持ち悪い格好をしているらしい。
しかし小説の後半、とある場面でこのロッキーがとる行動が、多くの読者を感動させる場面が存在する。
すなわち、実物を見る人には、最初は嫌悪感を抱かせ、しかし最後にはしっかり感情移入をさせるという離れ業が必要なのだ。
分かりやすく言うと、ET(1982)とか、第9地区(2009)とか、過去の映画では結構例がある。
そしてもう一つ、個人的に気になっているのが、実写映画ではラストを改変するのではないかという懸念だ。
原作では、地球の危機を救った主人公は、地球に帰れるのにもかかわらず、帰らないという選択をする。そしてロッキーの星で余生を過ごすことを決意する。
しかし英雄を賛美することが大好きなハリウッド映画が、このラストをそのまま採用するだろうか。
多分、英雄が地球に帰還し、全人類の大拍手に迎えられる感動的なシーンをクライマックスにしたいはずだ。
となると、ラストを改変するということになる。
同じ作者の火星の人という前例もあるし。(映画タイトルはオデッセイ(2015)。なるほどだから映画のタイトルを変えたのか)
とにかく、映画の出来の噂を流し読みし、見たくなったら見るということでよいだろう。
原作小説、映画の両方を鑑賞するということになれば、なんと多分ダビンチ・コード(2005)以来、ということになる。
2026年3月20日映画公開予定