ロストランズ 闇を狩る者/映画公開前ネタバレ
[事前情報] 原題:In the Lost Lands、監督:ポール・W・S・アンダーソン、主演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、公開:2026年1月1日
この夫婦の前作、モンスターハンター(2020)は鑑賞済み。
まあ今回も、似たようなもんだろうと軽い気持ちで見始めた。
はてさて、この映画、ロストランズという題名通りいわゆるディストピアもので、とにかく画面が暗い。ほとんど夜か雨の日で、白黒映画化かと思えるルック。
色がついているのは、赤色の服、赤色の血、赤色の口紅・・・そしてオレンジの太陽、オレンジの月、オレンジの炎。
しかし、この光が人物を照らすシーンの作り方が面白く、それだけでも十二分に楽しめる。
ミラ・ジョヴォヴィッチは、グレイ・アリスという魔女の役どころ。
いきなり処刑寸前という大ピンチから始まるが、魔女なのであっさり脱出。
その後、意味ありげな王妃から獣に変身する術を身に着けたいという願いを受ける。
ところが、王妃の側近からは直後に全く逆の願いも受ける。
報酬を受け取れば魔女は拒否することが出来ないらしく、相反する2つの依頼を受けたままロストランズへ向かうことになる。
ここで仲間となるのが、デイヴ・バウティスタ扮するボイスという名のハンター。
バウティスタは、ガーディアンズオブギャラクシー(2014)では、いっつも馬鹿笑いしているというキャラだったが、この映画ではいたって真面目な戦闘キャラ。
獣に変身する術を得るには、ロストランズで満月に現れる狼男を倒すしかない。
満月までの日数が時計のアップで示され、さらに目的地までの地図までがアニメーションで表示される。
この辺りはロールプレイングゲーム風味で分かりやすい。
さて、その魔女一行を追いかけるのが、極悪すぎる教会組織。こいつら本当に酷過ぎ。
魔女を捕まえるためには、道行き一般人を平然と処刑していく。
中盤にあるロープウェイアクションは中々の見どころ。だが魔女とハンターは圧倒的に強いので、安心して見てられる。
ここでボイスが、銃弾を受けて負傷するのだが、治療時にとある伏線が張られる。
さらにスリーマイル島原子力発電所跡地での、魔物との闘い。
この魔物が、バイオハザード(2002)のゾンビか、ターミネーター(1984)を彷彿させる造形なのだが、実は一番似ているのはグルート。
ドラックスとグルートの戦いは熱い。
一方、機関車で追ってきた教会組織、てっきりラスボスとして主人公の面前に立ちはだかると思っていたのだが、目的地に着く前にあっさりと退場する。
ミラジョボの橋からの飛び降りシーンは、懐かしきフィフス・エレメント(1997)を彷彿とさせる。
そしてついに目的地に到着。ボイスは、到着してからも何度も戻ることを勧めるのだが・・・
そう、実はこのボイスこそが、獣人そのものだったのだ!何となく分かっていたけど。
クライマックスの獣人変身シーンは、なかなかの迫力。これはとんでもなく獰猛なラスボスかと思いきや、それを上回る魔女。
実は、魔女はボイスが獣人であることを最初から知っていたのだ!
獣人を倒し、その毛皮を得た魔女は、馬に乗り帰還する。
獣人の毛皮を見た王妃は狂乱のまま側近を殺す。どうやら王妃は獣人のボイスと密かに通じていて、結ばれるために自ら獣人となろうとしたということらしい。
うーむ、なかなか面白い筋書きであるのだが、少し後付けというか無理やり感が伴う。
さらに奴隷たちの革命が起こり、毛皮が燃やされ、その灰が飛ばされてロストランズの獣人の死体に戻る。
そしてボイスは生き返る。
魔女とボイスの2人は共に旅の仲間となるのだった。意味不明な結末に見えるが、一応途中の2人の会話が伏線となっている。
[上映時間:1時間40分]
本編鑑賞後にYoutubeで公式予告編を見てみた。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません